ダイエットする人が糖質とうまく付き合う方法

糖質はダイエットの敵?!
こんにちは。運動なしのダイエットコーチ上田 公平です。
「糖質制限ダイエット」が流行してからだいぶ経ちますが、その間にすっかりダイエットする人たちにとって「糖質は悪者」という意識が刷り込まれた感じがします。
スーパーやコンビニなどに行けば、「糖質ゼロ」とか「低糖質」をうたった商品が多く売られ、人気が出ているようです。
ところで、糖質は本当にダイエットの敵なのでしょうか?
糖質のカロリー量は低い?!
糖質が悪者となっている今、あまり言われることはありませんが、糖質は実はそこまでカロリーが高いものではありません。
三大栄養素といわれる糖質、タンパク質、脂質のカロリーは、同じ重さ1gで比較した場合、下の通りとなります。
糖質 = 4キロカロリー
タンパク質 = 4キロカロリー
脂質 = 9キロカロリー
上記の通り、糖質は脂質の半分以下のカロリーです。
脂質の方がよっぽどカロリーが高いことが分かります。
なので、糖質は脂質と比べたら、そこまでカロリーが高いものではないことが分かります。
では、なぜ糖質は悪者扱いされるの?!
カロリーが決して高くない糖質が、なぜ糖質制限ダイエットなどでは「悪者扱い」されるのでしょうか。
それは、糖質も食べ過ぎたら脂肪になるからです。
確かにカロリーは脂質の半分以下ですが、糖質も食べ過ぎたら太りますので、今まで糖質が多い食べ物を食べ過ぎていた人が、糖質を食べなくなったら痩せます。
そこに目を付けて「糖質は太る!!」「糖質は食べないようにしよう!!」というやり方が糖質制限ダイエットです。
糖質が多い食べ物とは…
では、糖質が多い食べ物はどんなものがあるのでしょうか。
代表的なものは下の食べ物です。いわゆる「お腹に溜まるもの」が多いですね。
・穀物(お米、パン、パスタ、うどん、そば、中華麺、いもなど)
・砂糖(全ての砂糖)
糖質で気にしなくてはいけないのはお菓子!!
特に糖質が多いのが砂糖です。
砂糖はほぼ100%糖質ですので、当然カロリーが高くなります。
同じ重さ100gで比較した場合、どれだけ砂糖がカロリーが高いかお分かりいただけるかと思います。
・砂糖 = 384キロカロリー
・白米 = 168キロカロリー
・バナナ = 86キロカロリー
砂糖、白米、バナナいずれも「糖質が多い」と思われている食べ物ですが、
これだけのカロリー量の差があります。
砂糖がとてもカロリーが高いことがよく分かりますが、
砂糖が多い食べ物といったら何でしょうか。
そうです。お菓子です!!
甘いお菓子は砂糖がいっぱい入っています。
しかも、ケーキ、アイスクリーム、おだんご、チョコレートなどのお菓子は、
一つや二つ食べたところでお腹いっぱいにはなりません。
むしろ逆にどんどん食べたくなります。(これは砂糖が持つ中毒性が原因です。)
大好きなお菓子とどう付き合うかがポイント!!
お菓子が大好きなあなた。
ダイエットするからといって今日からお菓子を全く食べない生活などできますでしょうか?!
多分、ほとんどの方ができないかと思います。
では、どうすれば良いのでしょうか?!
このお菓子とどう付き合うのか、これがダイエットを成功させる上での大きなポイントとなります。
週に1回、高級なお菓子を1個食べる!!
今まで毎日お菓子を食べていたとしたら、お菓子にかけていたお金は週にいくらぐらいか計算してください。
そして、その合計金額分のお菓子を週に1回、1個だけ買ってきて食べるのです。
たとえばお菓子に1日150円使っていたとしたら、
一週間の合計は150円×7日間=1,050円となります。
1,050円を手に握りしめて高級お菓子店に行ってお菓子を買ってください。
注意することは量ではなく質を重視することです。
コンビニで1,050円分のお菓子を大量に買うのではなく、
高級お菓子店で高いお菓子を1個だけ買うのです。
量は少ないかもしれませんが、上品な甘さをゆっくり、そしてじっくりと楽しむのです。
今までにない満足感や贅沢感を感じることができます。
せっかくなら一緒に飲むお茶やコーヒーも高い茶葉や豆を選んでください。
自宅で淹れるなら、高いといっても1杯当たり、せいぜい100円ぐらいかと思います。
この方法で糖質の摂取カロリーを劇的に減らせる!!
最初はいきなり「お菓子は週1回・1個」にするのは大変かもしれません。
その場合は無理をせず、週5回、週3回、週2回、週1回と少しずつ減らす方法もアリかと思います。
「お菓子は週1回・1個」ができるようになったら、いつの間にかあなたの体重は減っていることでしょう。